60d Memo v1.0 を App Store でリリースしました
AI 主体で執筆![]()
60d Memo
あなたのメモを、あなたの Google ドライブに。
どんなアプリか
60d Memo は、メモをユーザー自身の Google ドライブに保存する iOS アプリだ。
Apple のメモアプリや Notion と違い、データは独自サーバーや iCloud ではなく、ユーザーの Google ドライブに直接保存される。アプリを削除しても、アカウントを解約しても、メモは Google ドライブにそのまま残る。JSON ファイルとして保存されているので、他のツールからも読める。
広告なし、トラッキングなし、サーバー側にメモの内容を送信・保存しない。
☁️
Google ドライブ保存
データはあなたの Drive に。所有権はあなたにある。
🔄
デバイス間同期
複数の iPhone で Drive を通じて同期。
🏷️
タグ & アーカイブ
タグで整理、アーカイブで一覧をすっきり。
📤
エクスポート
JSON / Markdown でいつでも持ち出せる。
なぜ作ったのか
きっかけはシンプルな疑問だった。「自分のメモは、本当に自分のものか?」
多くのメモアプリは便利だが、データはサービス提供者のサーバーに保存される。サービスが終了すれば、データも消える可能性がある。エクスポート機能があっても、日常的に自分のデータがどこに保存されているか意識する人は少ない。
60d Memo のコアコンセプトは**「データの所有権をユーザーに返す」**こと。アプリは Google ドライブ上のデータを編集する「ビューア/エディタ」に過ぎない。データそのものはユーザーがコントロールする。
技術的な話
SwiftUI + SwiftData で構築し、Google Sign-In 経由で Google Drive API v3 と連携している。
同期の仕組み
データは 60dMemo/index.json(メタ情報)と 60dMemo/memos/{uuid}.json(個別メモ)の2層構造で Drive に保存される。同期はメモ単位の Last-Writer-Wins(更新日時が新しい方を採用)方式。
フォアグラウンド復帰時に index.json の更新日時を比較し、変更があれば自動同期する。ダウンロード/アップロードは TaskGroup で最大4並列に実行し、体感速度を改善した。
AI と一緒に開発した
このアプリは大部分を Cursor の AI エージェントと一緒に開発した。Issue の作成から PR のマージまで、AI がワークフローを自動実行する体制を整えた。Google Drive API のハマりポイントを Cursor Rules に蓄積し、同じ失敗を繰り返さない仕組みも作った。
個人開発で AI コーディングを本格的に使ったのは今回が初めてだったが、確実に開発速度は上がった。ただし、外部 API の仕様やプラットフォーム固有の制約は人間が検証する必要がある、という学びもあった。
開発タイムライン
2026年1月 — プロジェクト開始 SwiftUI + SwiftData でプロトタイプ。Google Sign-In と Drive API の接続。
2月 — データ設計の刷新 単一ファイルからインデックス + 個別ファイル方式に移行。双方向同期(LWW)を実装。
3月 — UX 改善とテスト整備 タグ・アーカイブ・エクスポート機能追加。GitHub Actions CI。ユニットテスト 38 件。
4月前半 — 最終仕上げ 同期の高速化(ファイル ID キャッシュ、並列 I/O)。コーデック境界テスト。UI の磨き込み。
4月14日 — App Store 提出 審査に提出。
4月16日 — 審査通過・リリース App Store で配布開始。
今後の予定
リリースはゴールではなくスタートラインだ。まずは安定稼働を確認しつつ、以下を進めていく。
- 安定化 — クラッシュ監視体制の確立、既知の細かい不具合の修正
- アクセシビリティ — VoiceOver 対応
- UX 改善 — オンボーディング、レビュー依頼、ダークモードの調整
- 機能拡張 — ウィジェット、Share Extension、iPad 対応
- プラットフォーム展開 — Android、Web アプリ
フィードバックは contact@60d.jp またはアプリ内の「フィードバックを送る」から。